大人から子供まで大人気で、発表する映画全てが大ヒットと言うジブリ映画ですが、夢を与えてくれるこのアニメにも都市伝説が存在します。
ジブリからいくつか紹介していきましょう。
ジブリ映画は、実在する場所をモチーフに作られることも多いのですが、となりのトトロも埼玉県の所沢がモチーフになっていると言われています。
まず、トトロに登場するお姉ちゃんさつきと、妹メイですが、さつき→五月、メイ→Mayと、どちらも5月を表す名前になっています。このことから、【埼玉県】【5月】というキーワードが生まれます。
狭山事件
となりのトトロは1963年に埼玉県で起きた、狭山事件にリンクすることができます。
1963年5月1日、埼玉県狭山の女子高生が、学校帰りに何者かによって誘拐され、身代金を要求する手紙が自宅に届けられました。当時で20万円を要求され、23歳の姉が札束に見せかけた紙を持って受け渡し場所に行きます。
犯人と接触して言葉を交わすも、警察の張り込みに気づかれて逃走、40人で張り込んでいたにも関わらず、取り逃がしてしまいます。その二日後、少女はバラバラになった姿で発見されます。
姉はショックで精神的にも異常をきたし、警察の事情聴取にも『猫のお化け』『大きな狸に会った』などと、意味不明な証言ばかりをしました。やがて農薬を飲んで、自ら命を絶ってしまいます。
猫のお化けは猫バス、大きな狸はトトロとも取れます。
さつきとメイの名前と言い、この事件とトトロは不思議とリンクしていると思いませんか?
トトロの都市伝説
となりのトトロの原作では、さつきとメイはすでにこの世にはおらず、父親が、生きていてくれたらこうなっていればよかったと想像して書いたのがトトロだと言われています。
トトロは冥界への使いで、トトロに会うということは死期が近いことを意味します。最初にトトロと出合ったメイは、もうすぐ命が尽きると言うことです。 母親が入院していた七国山病院のモデルになった八国山病院は実在していた病院で、精神に異常をきたしている人や、末期患者が入院している病院で、母親も命が尽きようとしていることが分かります。 さつきはいなくなったメイを探すために自分からトトロに会いに行きます。草薮に入る前に、トトロに会わせてとお願いし、トトロに会ってからも、メイを探してとお願いしています。 その前に、メイはやはりサンダルが発見された池で命を落としていて、さつきは自ら冥界の使い、トトロに会いに行くことで、自分の命も投げ出してしまうことになったのです。魂を運ぶ猫バスに乗ってメイの元へ行くさつき。二人はようやく会えるのですが、それは二人揃って冥界への旅立ちを意味しています。 病院でお母さんが、木の上にさつきとメイの姿を見たような気になります。 死期が近い母親には、すでに冥界の住人となってしまった二人が見えたということです。 |
この都市伝説が囁かれる理由として、メイが行方不明になってから、影がついていない。
最後のエンディングでは何故か全員若返っていて、生前のシーンを振り返って、ハッピーエンド風に仕立て上げたものだと言われています。
何度もテレビで放送されているジブリシリーズですが、天上の城ラピュタも何度となく放送されています。
天空の城ラピュタの都市伝説とは、エンディングが2種類あるというものです。エンディングの映像と言えば、海賊らと空中で手を振って別れたシータとバズー、ラピュタの巨大な木が天上に登っていく中、スタッフロールが流れるものです。
都市伝説となっているものは、このエンディングの後に、エピローグが放送されたとするものです。劇場終了後の1度だけ、テレビで放送されたと言われているのですが、シータの故郷、ゴンドアに降り立ち、シータとバズーは握手をして別れるというシーンがあったと言われています。
宮崎駿監督は公式ホームページで噂を否定していますが、目撃談があまりにも多く、この都市伝説を知らない人でさえ、普通のエンディングを見て、最後のお別れのシーンがない!というくらいなのです。
監督が否定していて目撃者が多数いますが、真相は闇の中、立派な都市伝説となりました。
この映画では、千尋の家の車、アウディのドアの開閉音やエンジン音の録音に、アウディ社が協力したことが知られています。
日本の映画興行収入の記録を塗り替えた作品としても知られています。
湯女
この作品の舞台になっている湯屋『油屋』は、娼婦館だというと驚かれるでしょう。
千尋は湯婆婆に名前を奪われ、『千』という名前で湯女として油屋で働きます。客は神々ですが全て男性。湯女とは、性的なことを含め、入浴客に奉仕する女のことを言うのです。
実際、宮崎監督も、『この映画は日本の性社会への問題提起も含んでいる。神様への性の奉仕は神道において罪悪感の持つ必要のない健全な行為で、むしろ素晴らしいことだ。』と発言したと言われています。
都市伝説というよりも、裏話的な感覚でしょう。