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都市伝説に秘められた謎

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カシマレイコ

鹿島大明神、カシマさん、カシマ様、仮死魔霊子などと呼ばれる都市伝説ですが、聞いたら自分のところに現れる系の都市伝説です。

ちなみに、この都市伝説のことは小学生のときに聞きましたが、それ以来うん十年、今の今まで忘れていました。

はい。自分のところにはきませんでした。

カシマさんの都市伝説

この都市伝説にはいくつかのパターンがあります。

内容を知ってしまうと、同じ話を何人かに話さなければいけないものや、夢の中に現れるというパターンがあります。

小学校のトイレに現れる幽霊で、その姿は足のない女性です。問いかけられた質問に答えられなければ、足を抜かれてしまうと言われています。

私の足はどこにありますか?』と問いかけてきますので、『名神高速道路にあります』と答えなければいけません。

更に『誰に聞いたのですか?』と問われますので、『カシマレイコさんに聞きました』と答えなければいけません。

ちゃんと答えられなければ、足を抜かれてしまいます。

夜、トイレに入ると、どこからともなく『右足いるか?』と聞かれます。『いる』と答えなければ足を抜かれてしまいます。

更に『左足いるか?』と聞かれます。もちろん『いる』と答えなければいけません。最後に『この話し、誰に聞いた?』と聞かれますので、『カシマさんに聞いた』と答えなければいけません。

この話を聞いた人は、同じ話しを5人に話さなければいけないと言われています。

カシマレイコという女性が夢の中に現れます。

足はいるか?』と聞かれます。『いる』と答えると、『その話を誰から聞いた?』と聞かれます。

カシマさん。カシマさんの“カ”は仮面の仮、“シ”は死人の死、“マ”は悪魔の魔』という呪文を唱えると何も危害は加えられないと言われています。

この話を聞いたら自分のところにやってくる、同じ話を5回、5人の人に○日以内に話さなければいけない(何日なのかはまちまち)などという都市伝説のため、学校でこの話しが出たときにはパニックになったものです。

クラスだけではなく、他のクラスの人たちにはすでに広まっていた話だったので、自分はもう話す人もいなく、やむなく同じ年の従兄弟に話しました。

後日、従兄弟の両親(自分から見ると叔父と叔母)からこっぴどく叱られました。聞けば、従兄弟が夜中急にパニックを起こして泣き出して、私から聞いた話をしたそうです。もう期日が過ぎるのに、誰にも話せなかったと。自分はカシマレイコに足をもがれてしまうと号泣したそうです。

二度とそんな話は教えるなと叱られました。

足への執着

足

カシマさんは男性の場合もあります。男性の場合でも女性の場合でも、共通するのは足に執着しているところです。けれど、都市伝説の中では、カシマさんにもカシマレイコさんにも足がないとは言われていません。どうしてここまで足に執着しているのでしょうか。

この都市伝説は、とてもつかみどころのない都市伝説と言えます。パターンが全国で無数に存在し、トイレに出現したり、北海道の線路で同体が半分に千切れてしまったり、(テケテケと混同)、カシマレイコという女性だったり、カシマさんという軍服姿の男性だったりします。また、口避け女の名前もカシマレイコと言われており、『カシマさん』の単語のみが一人歩きしている、珍しい都市伝説と言えます。

自分のところへ何らかの形で現れると言う、恐怖心を煽るものにも関わらず、何故『足』なのか、明確なものが見えてきません。この先も、形を変えて、人間心理に漬け込む形で、カシマさんは子供を中心に、恐怖の世界へと引きずりこんでいくのでしょう。

人間心理

この話を聞いたら3日以内に自分のところに現れる、同じ話を5人にしなければ、足を奪いに現れる、現れたときに、呪文を唱えると危害を加えられない……などの都市伝説は、怖いもの見たさの人間心理に働くと言えます。怖いから聞きたくない、聞きたくないけど知りたいという気持ちが働きます。

話を聞いても、絶対現れないと思っていても、もしかしたらと思ってしまい、必死になって呪文を覚えたりします。こうした絶対ではない恐怖感が、都市伝説として長く語られていく一因にもなっているのでしょう。


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