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都市伝説に秘められた謎

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伝説が事実に

これまでただの都市伝説でしかなかったものが、事実になったというものがいくつか存在します。

恐怖の都市伝説が事実になるのは嫌ですが、良いこと、嬉しいことなら事実になってくれた方がいいですね。

プルトップ

【空き缶から取り外したプルトップを集めると、車椅子と交換できる】これはあまりにも有名な話です。

車椅子

全国的に知られることとなったきっかけは、1983年に『さだまさしのセイ!ヤング』というラジオ番組で呼びかけられた運動です。リスナーから集めたプルトップを金属回収業者が買い取り、得たお金で車椅子2台を購入し、病院に寄付したものです。

それまでの缶飲料は、プルトップが本体から離れる作りになっていて、ゴミとして散乱しやすかったこと、かさばらずに手軽に集められることなどが集める理由でした。

散乱したプルトップを集めることは、美化の目的としてボランティア団体がすでに行っていて、福祉と結びつけて受け取られるようになり、更にはラジオをきっかけに、『プルトップ』と『車椅子』だけが一人歩きをし、プルトップを集めると、どこかの団体が車椅子と交換してくれるという図式が出来上がってしまいました。

目的は換金すること

ボランティア団体が行っていたのは、回収したプルトップを金属回収業者に買い取ってもらい、換金したお金を福祉に使うというものです。

それを知らないで暴走した人々は、車椅子と交換するために、無理して缶ジュースを飲んでプルトップを集めていた人も大勢いました。しかし、せっかく集めたプルトップをどこに送っていいのか分からずに、混乱が生じました。

結局は、プルトップの都市伝説となってしまうのですが、やがてプルトップを売却して得たお金で車椅子を購入するという主旨が知られるようになり、現在でもプルトップが収集されることが受け継がれているのです。

プルトップ=車椅子の問題点

現在では、缶本体からプルトップが離れないようになっていますが、それでもプルトップのみの収集が続けられています。しかし、アルミ缶とスチール缶の明記がされている現在、アルミ缶本体を集めた方が、プルトップを集めるよりも40倍も効率がいいと言われています。プルトップ神話が当たり前になっている今、誰もそれに気づいていないようです。

更に、何故車椅子なのか。車椅子は新品でも1万円ほどから購入でき、決して不足しているものではないのです。

現金に換金してから購入することを考えると、車椅子ではなく、現金で寄付をするだとか、もっと他の医療機器に目を向けてもいいのではないかと思われるのですが……。

ファンタゴールデンアップル

ファンタには、定番のグレープやオレンジなどの他にも、数多くのフレーバーが発売されてきましたが、2000年前後、インターネットで『ゴールデンアップル』というフレーバーが『あった』『なかった』で大論争を巻き起こしました。

かなり長期に渡ってネット上で盛り上がりを見せたのですが、販売元であるコカ・コーラ社が【そのような製品は販売したことはない。ゴールデングレープならあった】という公式見解を発表しました。

かつて発売されていた、ファンタアップルと、色や香りが似ていた、着色料を使っていなかったゴールデングレープに似ていたからこうした論争が起こったのではないかと言われていますが、公式見解があって論争が沈静化したあとも、都市伝説として『ゴールデンアップル存在説』が囁かれ続けました。

遂に発売!

この論争の後、2002年10月、遂にコカ・コーラ社は『ファンタゴールデンアップル』というフレーバーを新発売し、2006年にはこの商品を某コンビニエンスストア限定品として、1970年代のファンタのデザインで、【あの伝説の商品】【1970年代の復刻版デザイン】として販売しています。

まさに都市伝説から生まれた事実の典型的な例でしょう。

みかんジュースが出る蛇口

蛇口

数多くの都市伝説の中に、『愛媛県の水道の蛇口は3つあり、青は水、赤はお湯、オレンジからはポンジュースが出てくる』という都市伝説があります。

実際は存在しない蛇口だったのですが、期間限定で、今治市のみかん直売所で、みかんジュースの出る蛇口が設置されました。また、2008年1月5〜7日まで、松山空港のロビーに期間限定で、みかんジュースの出る蛇口が設置されました。ジョークの混じった、とても宣伝効果と注目度の高いものになったことは間違いありません。

これも期間限定とはいえ、都市伝説が生んだ事実の一つでしょう。


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