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都市伝説に秘められた謎

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ベッドの下の男

ベッドの下の男の都市伝説は、日本だけではなく、外国でも似たようなパターンの都市伝説が存在します。

手にしているものが刃物という共通点はありますが、それが包丁だったり、釜や斧だったり様々なバリエーションがあります。日本では2パターンほどあるので、紹介していきましょう。

パターン・1

ベッド

女子大生が一人暮らしの部屋に友人を招いたときのこと。二人で食事に行き、部屋に戻って二人で会話に花を咲かせていました。

夜も更けて、そろそろ寝ようかということになり、女子大生は自分のベッドへ、友人は床に布団を敷いて寝ることにしました。女子大生は久しぶりにはしゃいで疲れたのか、すぐに眠りに落ちてしまいます。

すると、友人が、喉が渇いたのでコンビニに行こうと叩き起こしてきます。一人で行くように行っても尚もしつこく誘ってきます。仕方がなく起きてコンビニに付き合うことにしたのですが、玄関を出るなり彼女の手を取り走り出します。そしてコンビニとは反対の方向へと進んでいきます。

『コンビニはそっちじゃないでしょう!』とういう彼女に友人は、『このまま交番に行くの!ベッドの下に、包丁を持って潜んでいる男がいたの!』

パターン・2

A子とB子は仲良しの女子大生です。

ある日A子はB子が一人暮らしをしている部屋に遊びに行きました。話が盛り上がり、気がつくと終電間近です。慌ててA子はB子の部屋をあとにします。けれど、駅に着く前に、自分の部屋の鍵をB子の部屋に忘れてきたことに気づきます。

慌ててB子の部屋に戻ると、夜遅いこともあって、すでに明かりは消えていました。幸い玄関の鍵は開いたままでした。勝手知ったる部屋の中でしたので、寝ているB子を起こさないように明かりをつけずに忘れた鍵を手に取り、急いで駅まで戻りました。

翌日、夜中に勝手に部屋に入ったことを詫びようと、A子はB子の部屋を訪れました。すると、大勢の野次馬と警察がいました。A子は、自分はB子の友人だと人ごみを掻き分けて名乗り出ました。A子は警察からB子が何者かに命を奪われたことを聞かされます。昨夜一緒にいたことを告げると部屋に入れられました。B子の血で染まったベッドには、血文字でこう書かれていたのです。

 

『あかりをつけなくてよかったな』と。

 

昨夜、A子が鍵を取りに戻ったとき、暗闇の中ですでにB子の息はなく、部屋には犯人がまだ潜んでいたのです。ベッドの下に。

あのとき明かりをつけていたら、もしかしてA子も今頃は……。

アメリカが発祥?

この都市伝説は、アメリカから発祥したものだと言われていて、その元ネタは映画の『ラストサマー』だとも言われていますが、それ以前からこの都市伝説はあったようです。

似ている都市伝説として、ヨーロッパのとある男性が寝タバコをしてしまい、それを床に落としてしまいます。気づいて拾おうとするのですが、ベッドの下で誰かが落としたタバコの火をもみ消すのが見え、『トイレトイレ……』と言いながら部屋を出て、難を逃れたという都市伝説もあります。

日本では、この都市伝説を検証しようと、実際にこのような事件があったかどうか、大勢の人が調べましたが、事実としては見つけられませんでした。

実際にあった?

これまでは都市伝説とされてきた『ベッドの下の男』ですが、2001年1月18日、ベッドの下の男が逮捕されています。

東京都のとある女子大生の部屋に、女性をストーカーしていた男が忍び込み、ベッドの下に隠れていたところを発見されて通報されたものです。もしも、この男の存在に女子大生が気づかなかったら……考えただけでも恐ろしいですね。

実際に部屋の中で遭遇しなくても、住人が留守のときに部屋に忍び込み、好き勝手をしているストーカーは実際しますし、知り合いの男性は留守中に客の女性が部屋に忍び込み、彼の使っているものを持ち出して、大きな鏡に(彼はホストをしていました)真っ赤な口紅で『愛してる』と書かれていたそうです。怖くなってすぐに引っ越しましたが、もしかしたら『ベッドの下の男』ではなく、『ベッドの下の女』になっていたかもしれません。


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