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都市伝説に秘められた謎

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紫鏡

紫鏡は、『○歳になるまでこの言葉を覚えていると呪われる(あるいは死が待っている)』と言われるパターンの都市伝説で、その特徴から、小中学生を中心に囁かれている都市伝説です。

よく○歳と言われる年齢をとっくの昔に過ぎている私には、恐怖でもなんでもないのですが、やはり対象年齢よりも前の年齢の小中学生には、かなり恐怖な都市伝説になるのでしょう。

紫鏡の都市伝説

水面

鏡は昔から神秘的なものとして、大切にされてきました。三種の神器の一つにも鏡が入っています。

太古の昔、自分の姿を映すのは水鏡くらいで、鏡の登場はとても驚くべき発明で、王族しか持てなかったというのも理解ができます。鏡には不思議な力が宿っているとも言われていて、そこからこの紫鏡の都市伝説も生まれたのかもしれません。昔は大切に大切に扱われていて、割れると不吉だとまで言われていました。

現在では気軽に安く購入でき、踏んで割ってしまい、何も考えずに捨ててしまう人も多いでしょう。そんなことへの戒めの意味も込められているのかもしれません。紫鏡の都市伝説には、関東と関西で2つのお話しがあります。

関東地方の紫鏡

とってもいたずら好きな少女がいました。

少女は両親から手鏡をもらいました。とても大切にしていたのですが、ある日、いたずらで、絵の具で鏡を紫に塗ってしまったのです。 ところが、すぐに落とせるだろうと思っていた絵の具が、何をやっても落ちなくなってしまいました。

大事にしていた鏡にいたずらしたことを後悔し続けた少女は成長し、年頃になります。けれども、病気になり、『紫鏡…紫鏡…』といいながら20歳の誕生日になくなってしまいます。

このとき以来、【紫鏡】は呪われた言葉になりました。

関西地方の紫鏡

もうすぐ成人式を迎える女性がいました。ですが不幸にも事故に合い、なくなってしまいます。

この女性には、肌身離さず持ち歩いて大切にしていた紫の鏡がありました。遺族は棺の中に、この鏡も入れてあげようと思ったのですが、どこを探してもこの鏡は見つからず、葬儀が終わってしまいます。 その後、なくなった女性の悪い噂が囁かれ始めます。

彼女はとてもタチの悪い男とつきあっていて、大切にしていた紫の鏡はその男性からの贈り物だというのです。もちろんこの噂は事実無根で、なくなった女性の評判を下げるだけのものでした。その噂の出所は、女性の女友達だったのです。

そして迎えた成人式。 なくなった女性の悪い噂を流していた女友達が行方不明になりました。そして、なくなたっと思っていた紫の鏡が。

その女友達の両親も心労が重なり、遂にはなくなってしまいます。この頃から『紫鏡』は呪いの言葉になったのです。

20歳までに

地方によって違いはありますが、20歳までに『紫鏡』という言葉を覚えていると、不幸になったり呪われたり、死が待っていると言われています。それを回避するには、『白い水晶』『水色の鏡』などの言葉を覚えていると良いとされています。

この年齢も地方によってまちまちで、24歳とする地方もあれば、18歳や15歳という地方もあり、中には言葉を覚えていると、結婚できないとするパターンもあります。

鏡

水面

元々鏡には神秘的な力があると信じられてきました。単に姿を映して身だしなみを整える道具ではなく、祭祀の道具としての性格の方が強い時代がありました。鏡の面が世界を『こちら側』と『あちら側』を分けるものとして捉えられ、鏡の向こうにも、もう一つの世界があると考えられていました。

神社などでは鏡をご神体としているところも多くあります。霊力を持った鏡は、物事の真の姿を映し出すとも言われていて、誰もが恐れる閻魔大王の隣には、浄瑠璃の鏡と言う名前の鏡があり、生前の業を映し出して裁きを受けると言われています。鏡が割れると不吉とされていましたし、鏡を使わないときにはカバーをかけたり布をかけておいたりする習慣があります。これは鏡の霊力に対する概念が、生活の中にも根付いている証拠にもなるでしょう。


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